直接民主主義の夢想。

民主党永田寿康議員のメールのせいで自民党民主党が全面降伏状態。
現在は民主党も仕切直して4点セットの追求を再開したみたいですが。


その全面降伏状態を「二大政党制の危機だ!!」と言う人が多いのですが、自分はそれに「?」なんですね。
というのも今後、ネットがもっと普及すれば選挙のとき、政党に票を投じるんじゃなく候補者に直接票を投じるようになるだろうと自分は考えるからです。
議会は二大政党制ではなく、政党は解体され、一人一人が政治的決定権を持つ議員としての集合体になるだろうと。


これ、ネットで株を買うのと同じだと思うんですよ。
IT関連企業で〜とか、鉄鋼関係で〜とか、エンタメ関係で〜なんて大まかなジャンル分けで株なんて買わないですよね。
買う前には買おうと思う企業の情報を四季報で調べたり、業務内容や業績を徹底的に調べますよね。
それと同じことが選挙でも起こると思うのです。


候補者の履歴や政治的方向性、公約やその実現成果などを選挙前に念入りに調べ一票を投じる。
そうなると思うのです。
そしてこれは直接民主主義に近づく一歩でもあります。


自分はネットが普及すれば直接民主主義に近づいていくだろうと予測するし、政治的な責任を国民も負担することになるので良いんではないかと考えているのですね。
利権やしがらみ、圧力団体による圧力といった議会の障害を一掃できますし。


去年の衆議院選挙のとき、マスコミに登場する識者はしきりに「小泉マジックに国民が騙された」とか言ってましたが、自分は有権者がネットで資料を調べ「ベストではないがベター」を選んだ結果だと思います。
そのことを理解していないと今度の参院選でまたとんでもないことが起きるでしょう。


直接民主主義についてはそのデメリットもある程度理解してますが、少なくとも過去に懲罰動議を4回も喰らった人間が当選し、国政を担うなんてことはなくなると思います。