押し紙問題をもっと取り上げてください。

メモ紙程度に日記。


日本の新聞社が押し紙問題を絶対に報道できないのは、それを認めてしまうと広告主から膨大な広告費の返還を請求されるから。
<参考>

  • 産経残酷物語(販売店篇)

http://asyura2.com/0505/cult2/msg/166.html


自分が働いていたのはM新聞販売所だったんですが、M新聞の押し紙率って35%なんですね。
ウチの販売所は実売が1,200部で、搬入が1,600部だったからやっぱりそのぐらいの数字になります。
(その前の店は実売1,500部で搬入が2,000部でした)


この押し紙問題、広告主側が「詐欺だ!!」と訴えれば改善できるんですが、そうなると新聞側が広告主の「伝えて欲しくない面」を根ほり葉ほり報道しちゃうので出来ないんですよね。
新聞がネガティブ・キャンペーンを張ると、そりゃもう恐ろしいですよ。
みんな新聞には事実と真実が書いてあると思いこんでますから。
新聞はペンの暴力といっても構わないぐらいのチカラを持ってます。
(何が「無力」なもんかっ!!)
裁判所がこういうわけのわからない判決をくだすのも「伝えて欲しくないこと」を新聞が伝えちゃうからじゃないのかな?
新聞社はゴシップ誌も持ってますからね。


でもこれって業界ゴロ紙がやってるのと同じことですよね。
人の弱みにつけこんで商品を高額で買わせるってのは。


なぜ自分が押し紙問題をしつこく書くかというと、昔働いていたから販売所関係者に知り合いが多いんです。
その販売所がいまどんどん潰れています。
(表向きは「販売所の統廃合」ということになっていますが)
それじゃあ、なぜ販売所がどんどん潰れていくのか? ということなんですよ。


これ、新聞社本体が「部数減」という問題に真剣に立ち向かってないからなんですね。
新聞社本体が。
新聞社は部数が減ろうがどうしようが販売所に押し紙を押しつければいいんですから表向きの部数はまったく減らない。
だけど販売所は押し紙は増える一方で販売部数減により収入は増えない。
そうなると販売所長の借金がかさみ、朝、配達のために店に行くと所長が夜逃げしていたなんてこともあります。
(これ、自分が配達していた頃は頻繁に起きてたなぁ。幸いウチの店ではなかったですが。)
産経残酷物語みたいなことは実際に起きていることなんです。


そういった販売所の実際に目を向けず、綺麗事で「ジャーナリスト宣言。」されてもなぁ、と。
また矢面に立たされるのは販売所であり配達員なんですから。