今日の「誰やねん?」

たかじんのそこまで言って委員会』を見ていて増税の話をやってたけど、そのときのモデルケースが
「サラリーマン、4人家族、年収700万円」になっていて
「そんな家族、おらんやろう〜?」と大木こだまばりにツッコミを入れていたのですが。
そんなサラリーマン、誰やねん? と。


そのあと副司会(副委員長)の辛坊氏が「このモデルケースの世帯の方が希有。300万や400万ぐらいの世帯はいっぱいいる」とのことで納得。
最近こういう増税や福祉負担を扱う番組で、モデルケースの年収がどんどん上がってきてるように思うのは気のせいでしょうか?
700万という設定は300万ぐらいの家庭と1200万ぐらいの家庭の平均を取ってるからなのか、それとも700万という設定に何か裏があるのかしら。
その辺が気になったなぁ。


使い道に納得できれば自分は増税してもらってもかまわないのだけど、今のままじゃ到底納得できない。
そこでひとつ考え方があって、サラリーマンの税金天引きをやめてもらって、各自が確定申告できるようにしてもらえないだろうか。
ユビキタスだ〜、国民背番号制だ〜とか言ってるのなら、各自で確定申告できるようになると思うんですけどねぇ。


「サラリーマン」とひとくくりで増税しようとするから問題があると思うのですよ。
自分のように独身でマンガ描いてお気軽に暮らしている人間もいれば、将来のため資格取得に励んでいる人もいるだろうし、子どもがひとりの人もいれば、両親・子どもをあわせて大家族の人もいるだろうし。家族の中で介護が必要な人もいるだろうし。
サラリーマンといえどそういうバラエティに富んだ世帯内容なのに、天引き制度である程度一律に税金を取っちゃおうとする方がおかしいし無理があると思うのですが。
そういうバラエティの部分に目を塞いで「誰もが公平な税金を」なんて夢みたいな方法、あるわけないと思うんですけどねぇ。


あと番組では学級崩壊の話題も出ていて、ダンスパフォーマンスチームの今村組の先生が出てたけれど、今村先生の話を聞いていてもやっぱり「あれっ?」と思うことがあるわけで。


番組で「今の親はすぐに学校に怒鳴り込んでくるでしょう?」と質問したら、先生は「そんな親いませんよ」とのこと。
あと今村先生が現場に望むこととして「何かあっても「ワシがケツもったるさかい(責任を取るから、という意味)好きにやれ!!」という校長先生がいてくれること」と挙げてました。
このふたつを聞いて「あれっ?」と思いませんでしたか?


「じゃあ、校長に責任を取らせに学校に怒鳴り込んでくるヤツは誰やねん!?」


いや、本当に誰やねん?
宮崎氏はそっちに話を持っていこうとしてたように見えたけれど、そこまで深くはいけなかったみたいで残念。
その正体は…カンが良い方ならおわかりですね?


そう、人権団体です。


結局、「親」を名乗った人権団体が怒鳴り込んでくるわけですよ。
些細な体罰まで今じゃ新聞に載ったりするじゃないですか。なぜ? と思うような些細な体罰まで。
普通の親が新聞社に電話やFAXしてニュースリリースしますか? 地方の、限られた人数しかいない記者がそこまで細かくネタ拾い出来ますか?
そう考えればそれを誰がやってるのかは明らかでしょう。


これに学校は非常に怯えていて何も出来なくなってるわけです。
それが今村先生の言う「一番大きな問題は学校」に繋がるのだと自分は思うんですけれども。