付加価値の時代。

下の日記、内容がかなりひどいですね(苦笑)。
あまり熟考せず書くとろくなことにならないという見本みたいな文章です。
要約すると「個人で運営しているニュース系サイトに企業が参加して、そのサービスを提供しだしたらどうなるのかしら?」ということなんですけどね。
はてなRSSなんかを見てると、取って代わられる可能性があるんじゃないかなぁと思ったり。


そうなると1本300円のワインも30万円するワインも棚に一緒くたに並べて売るリカーより、ワインのソムリエがいて、予算や料理、趣味・嗜好に合わせてチョイスしてくれるようなリカーの方が生き残れるんじゃないかなぁ。
ニュース系サイトも、とにかくニュースを並べて陳列するようなやり方では保たないんじゃないかしら。
ただ並べるだけなら、企業がそのサービスを提供しだしたら勝てないような気がします。
それよりはソムリエがいて、ソムリエにファンが付くようなニュース系サイトの方が生き残るんじゃないかなぁ。


ただ並べるだけの店だと、結局は商品の数を増やし、早売りや安売りで勝負せざるをえなくなり、商品単価における利益率はどんどん低くなります。
これは「商品を売っても売っても儲からない」という状態を生みます。
こうなるとまた商品を増やし、早売り安売りせざるをえなくなり、どんどん自分の首を絞めていくことになります。


しかしソムリエというか、その店において付加価値をつけて売ることが出来るサービスがあれば、取扱い商品の点数を増やしたり、早売りや安売りに頼らなくてもいいんですね。


昨日のNHKスペシャルではイトーヨーカ堂が「ただ服を売るだけの店」から「衣料のトップブランド」を目指して社内改革をしていく様子を放送してました。
「スーパーで売ってる服=ダサイ、格好悪い」じゃなくて「イトーヨーカ堂で売ってる服=イケてる、格好いい」と消費者に思わせ、「服を買うならやっぱりイトーヨーカ堂ね」とブランド化させることを目指してる内容でした。
これは「イトーヨーカ堂の服が欲しい」と思わせる付加価値をつけるということです。
そうすれば安易に安売りに頼らなくて済むし、利益率も高くなります。


イトーヨーカ堂だけじゃなく、トヨタもレクサスで同じことをやり始めました。他の業界もそういう流れにあります。
これからはその商品を欲しいと思わせる付加価値で勝負の時代だと自分は思います。


ただ商品を並べてれば売れる時代は終わった。
売れ残れば安くして売る時代も終わった。
次に来るのはお客さんが買う物を選ぶ時代。


安くて悪い物は見向きもされない。
安くて普通の物は売れない。
安くて良い物は売れるけど利益が出ない。
そうなったとき、高いけど良い品をいかに買ってもらうことが出来るか。
その明暗を分けるのはやっぱり付加価値。


これはニュース系サイトだけに限らず、色々なサイトにも共通して言えることですね。
付加価値は他者との決定的な差、つまり独自性や個性になりえると自分は考えます。
ブランドの正体も付加価値ですしね。