プロレス見本市に「是」

今週の『たかじんONEMAN』と週刊ゴング、ともにアマチュアスポーツのエンターティンメント化の話題を取り上げてました。
たかじん〜』ではプロ野球の試合があまりにもダラダラと長い件と世界柔道高校野球の試合時間の長さの対比として。
ゴングでは民放局で放送されるアマチュアスポーツがすべてドラマ仕立になっていて、エンターティンメント化してることについて。


スポーツのエンターティンメント化については「ちゃらちゃらしやがって」とか「お涙頂戴で逆に萎える」とか「競技性が失われる」とか否定的な意見は色々あると思うんですが、現実的にこれから超少子化社会を迎えるにあたり、そのスポーツに選手と観客を取り込むための間口として真剣に考えなければいけない問題でもあるわけです。
そのスポーツを見て「面白そうだ」と思ってくれなければ間口は広がらないわけですから。
スポーツのエンターティンメント化だけではなく、今は選手と観客の確保のために様々なスポーツで色々な試みがおこなわれてます。
例えば巡回教室であったり、地域のイベントへの参加であったり、認知度を高めるための広報活動の努力がおこなわれてます。


そういう努力をしているスポーツのことを考えると、プロ野球とプロレスはあまりにあぐらをかきすぎてるんじゃないかなぁ。
「いや、ウチは広報活動にチカラ入れてますよ!!」と言われるかもしれないけれど、他のスポーツと比べるとその広報のチカラの向け方が既存客向きで、新規開拓に繋がっていないように思います。いまはどのスポーツも新規開拓にチカラを入れてるので、それと比べると新規開拓が弱いように見えます。
そうしたとき、広報活動のチカラの向きが既存客向けであってもプロ野球はいいと思うんですね。黙っていてもテレビ、ラジオ、新聞、各種メディアで扱ってくれるから。
とてもヤバイのはプロレス。
その辺の小学生にプロレスラーの写真を見せて「団体名」と「選手名」が答えられるか調査してみたら、ほとんどの子が「知らない」と言うんじゃないかなぁ。
週刊ゴングはゴングを買うお客のうち、何パーセントが小中学生か把握してるでしょうか。


コンシューマーゲームもそのソフトの購入者のうち何パーセントが小中学生かちゃんと統計取ってる会社はあるのかしら。


どうしてこういうことを書くかというと、某業界では小中学生の社会見学や巡回教室みたいなことにものすごいチカラを入れているというのを聞いて、なぜそういうことをしてるのかと聞くと、その業界に関心を持ってもらうことで優秀な人材にそっちの道にすすんでもらうためだとか。
つまりスポーツだけではなく、こういう部分でも優秀な人材を確保するために子どもの確保は競合しているわけです。
そのとき、プロレスはあまりにチカラを入れていないというか、チカラを入れる余力がないというか。


そういう新規開拓のことを考えると、ゴングのインディ・サミットでの提案、「プロレス見本市」みたいなものをやってもいいんじゃないかなぁと思います。
各団体の選手やカラー、試合の特徴を展示発表するのはもちろん、プロレスの歴史、プロレスの成り立ち、プロレスのルール、身体の作り方、ケアの仕方、プロレスのエンターティンメント性、プロレスは受け身を主体とした肉体表現であることとか、初心者向けの間口を思いっきり広げた見本市ってのもひとつの手かも。
道場のちゃんこを振る舞ったり、プロレスラーとのふれ合いもありでいいじゃないですか。
あと、参加団体だけで経費がまかなえなかったら、学プロやアマチュアのサークル参加ってのも考えてみればどうかしら。


プロレス見本市を有明でとは言いませんが、週刊ゴングさん、一考の価値はあると思いますよ。