『萌える!インターネット活用事典』

今日の一冊。
『萌える!インターネット活用事典―ネットマナーから匿名掲示板まで! 』

あたまに「萌える！」とついてるので、流行してる「萌え単」の二番煎じ本かと思ってたらさにあらず。
工学社の立派なハウツー本。
カバーを裏返せば参考書やビジネス書に見えるっていう小細工もないし。
インターネット初心者というよりは、「とりあえずインターネットを使ってますよ〜」って感じの中級者向け本だと思います。

というのもこの本、活用事典となってますが、テクニックというより心構えの部分に重点が置かれてまして。
インターネットの各種サービスを利用する上での心構え。
ネットを利用する上で色々なテクニックは何となく覚えて使えるようになると思うんですが、ネットを利用する上でわざわざ心構えを覚えようとはしないじゃないですか。
そういう心構えを解説してるので、何となくネットを使えるようになった人が読めば、「あの行動にはこういう理由があったのか」とか「あのマナーにはこういう意味があるのか」と、初心忘れるべからずの「初心」の部分を教えてくれます。
だから何となくネットが使えるという中級者向けかなぁと思いました。

中級者向けと自分は書いてますが、まったくの初心者もネットを利用する上で、最初の心構えは知っておいた方がいいですし、この本で解説されているテクニックぐらいは知っておいた方が便利だし、そういう意味ではかなり初心者向けの本でもあります。
これからインターネットを始めてみようかなぁって人にもかなり参考になると思います。

個人的には『ウェブ・サイトは作ってからが本番！』の章を、これからホームページを作ろうって人には是非参考にして欲しいなぁ。

最初は友達などが立ち寄ってくれたり、掲示板に書き込んでいったりしますが、更新がなければ、それもいずれは途絶えます。なるべく頻繁に更新しましょう。

なんてのはかなりガチな意見。
「更新されないページなんて見ない」なんてのは作り手側も読み手側もなかなか言えない本音なんですよね。
他にも
「自分のサイトに繋がるリンクは多いほど良い」「掲示板にレスするのは更新とは言いません」「カウンターをまわせ！」「荒らしは刺激しないでやり過ごそう」なんて、作り手側のガチな意見がたくさん。
やっぱりねぇ、建前だけじゃホームページの運営なんてできないのですよ、はい。

この本、書店をあちこちまわって探してみましたがなかなか売ってないので、時間に余裕があるのならAMAZONで注文した方がいいかも。
メール便で送ってくるとちょっと時間がかかるけれど。