ぬえの啼く夜は恐ろしい…

個人的には今度コミックにもなる某ノベルゲーより横溝正史金田一耕助シリーズを萌え絵の描けるマンガ家さんでコミック化したほうがいいと思うんですが。
だって、アレ、ミステリーとしては破綻しちゃってるので。
しかし金田一耕助シリーズって結構コミック化されてるんですねぇ〜。
web KADOKAWAでも発売されてるし。
いかんせん"女性向けコミックス"ということで、お耽美方面に向かっちゃってるのが残念ですが。
やっぱりここは一発、萌え絵作家を使って大胆に萌え解釈をした金田一耕助シリーズを見てみたいところ。


金田一耕助シリーズって、結構萌えキャラ・萌えシチュエーションが多いのですよ。
犬神家の一族』には松子、竹子、梅子なんて三人娘が登場します。
旅先で三人娘ですよ? そんなシチュエーションならフラグのひとつも立とうもんじゃないですか、ねぇ?
でも全員ぶち殺されますが
しかも某ノベルゲーよりひどい残酷描写で。


『獄門島』なんてのもあります。
登場するのは友人の妹。しかも三人!! もう妹好き好きな人たちにはたまらないシチュエーションじゃないですか、ねぇ?
でも全員ぶち殺されますが


悪霊島』なんてのもいいですねぇ。
登場するのは双子!! 今の流行を押さえたこの萌えキャラ、萌えシチュエーション、どうっすか!? ねぇ?
でも一人殺されちゃいますが
いや、それ以外のキャラやシチュでもこの作品はエロゲーに向いてると思います(笑)。


ライトノベルのミステリーもどきも良いですが、いわゆる古典とか本格派のミステリーってのも面白いですよ。


今度コミックになるアレの"グロさ"や"奇矯さ"を評価基準にしてる方々には夢野久作の作品をおすすめ。
『死後の恋』
『人間腸詰』
『笑う唖女』
これらを読んで「グロってなんだ?」とか「奇矯さって何だ?」と考えるきっかけにしていただければ。自分がなぜアレを評価しないのかがわかっていただけるかも。
かなーり酷い描写が多いので、ライノベだけしか読んでないような読者じゃ読破できないかもです。
あ、妹スキーな方には『瓶詰地獄』をおすすめ。


夢野久作作品を読むときは自己責任でお願いします。