言葉狩り時代。

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』11と12を視聴。また良いところで終わるんですよねぇ。13が楽しみ。
で、これをゴニョゴニョな方法で『プレイやん』用のASFファイルに変換し、視聴できるように。
変換する前に「Aviutl」で画質を調整した方がキレイに視聴できるかも。ASFファイルに変換するためのコーデック、どこかにないかしら。
ちょっとこれも調べてみよう。


調べてみるついでに人権擁護法案についても少しお勉強してみました。


法務省の大綱やFAQなんかを読んでると、この法案、犯罪被害者と女性や子供なんかの社会的弱者への虐待についての救済措置に特化した法案みたいに書かれていて、すんなり読むと特に問題なく、弱者救済措置で万々歳じゃないかと思っちゃうんですね。
だから最初は自分もなぜこの法案がそんなにヒステリックに反対されているのかわからなかったんですが。


犯罪被害者や虐待について特化した法案であるなら「犯罪被害者救済のための法案」とか「女性、子供、老人への虐待防止法案」「セクハラ防止法案」という名前でいいのに「人権擁護法案」という総則的な名前になってるところがこの法案のうさんくささを如実にあらわしてると思います。


自分はこの法案の一番のポイントは「たった5人の"人権委員会"なる組織がどこまでも拡大解釈して法を適用できる」点だと思います。
たった5人ですべての案件に対し、客観的に差別であるかどうか判定できるのか。おそらく出来ないでしょう。
そうなるとテンプレ的に"言葉狩り"がおこなわれる危険性があるわけです。「○○」という言葉は差別だから引っ張ってこい!! というふうに。
文章を良く読むと差別的な文意ではないのに、○○という言葉が使われてるだけで差別認定、指導の対象になったりする危険性があるのではないでしょうか。
たった5人でちゃんと文意や意図まで踏み込んで認定をおこない、調査し、立件できるのかはなはだ疑問。


そして5人の人権委員会の主観のみで差別が成立しうる点。これが拡大解釈に繋がるんじゃないだろうかと。


まぁ、こういうことを書き、人権擁護法案反対と書くと「コイツは差別主義者だ!!」と脊髄反応してしまう方々もいるみたいですが。


自分は差別というのは正しい歴史的背景や考え方や対応を教育で学べばなくなるんじゃないかと、ある意味楽天的に考えてます。
そのためにはもっと自由に色々な論議がかわされるべきだと思ってるんですね。その中には批判もあっていいはずですし。その中から各々が解答を見つけだしていく作業こそが教育なんじゃないかなぁと。
だからそういう自由な論議の場を摘んでしまうような法案はない方がいいと思うんですね。だから反対。


<参考>

http://blog.livedoor.jp/no_gestapo/