弾丸ツアー。

7周年の記念にサイパンに行って実弾撃ってきました!!


…というのはウソですが。


金曜日の夜中に出発して日曜日の早朝に帰ってくるのは"旅行"とは言わないと思います。"合宿"です、合宿。
「よーし、今日はここを我々のキャンプ地とするー」


東京に行って映画『ローレライ』漬け。
激しくネタバレを含む感想なので、一応色は変えておきますが見たくない人は飛ばしてくださいね。



えー、そのまんま「えう゛ぁんげりおん」と「らぴゅた」でした(笑)。
パウラの衣装はプラグスーツのそれだし、ファーストインパクト=広島、セカンドインパクト=長崎、そしてサードインパクト=東京を防ぐためにNERV日本海軍が超兵器伊507号で立ち向かうという。
パウラ=綾波、折笠=シンジ、絹見=ゲンドウで、クライマックスはまんま「えう゛ぁんげりおん」の没エンディングのそれだったし(笑)。
そこにパウラ=シータ、折笠=パズー、高須=ムスカで「らぴゅた」を混ぜてみましたって感じ。エンディングから後日談へのアレはまんま「らぴゅた」でしょう(笑)。
いつ石黒賢が「人がゴミのようだぁ!!」「目がぁ!? 目がぁぁぁっ!?」って言うかと思ってましたもん。


監督やスタッフは否定するかもしれないけれど、どこかで見たシーンを繋ぎ合わせて作られてるように見えて仕方なかったんですね。
これは樋口監督が絵コンテ主義で場面の見え方を大切にしてるせいもあると思うんですが、こうあからさまに出ちゃあなぁ…と。
本人が無意識でやったとしてもそれを指摘してあげる人がいなかったのかなぁと思います。これえう゛ぁじゃん? とか、らぴゅたじゃん? とか。
ロフトプラスワンでおこなわれた『ローレライ』イベントも見に行きましたが、スタッフ及び関係者がすべて樋口監督のイエスマンなんですね。
特撮畑の人からすれば樋口監督は特撮の最後の希望だから、持ち上げたい気持ちはわかるけれど、技術監督じゃなく、総合監督をやるためには今までの方法論じゃダメだよと言ってあげなきゃいけないと思います。


技術だけじゃなく、総合監督をやる上でシナリオのチェックというのもあると思いますが…シナリオのつめの甘さも目立ちます。
高須や浅倉がローレライシステムの有効性を延々と語るんですが、ローレライって序盤で一発で停止したじゃん!? と。
隔離壁に清水が取り残されるシーンも…思わず爆笑。泣かせるシーンで笑わせてどうする?(笑)
脚本の鈴木智氏って『金融腐食列島』ぐらいしか長編映画の脚本を書いてないのに、よくこの映画で書いてもらう気になったなぁ。
ロフトのイベントでは原作ファンからの評価は散々だったし。


この映画、いつものフジテレビ主導型で進んだんでしょうねぇ。『踊る大捜査線』と同じプロデューサーだし。
「えう゛ぁみたいな感じでらぴゅたをやって妻夫木クンを出せば観客動員は固いよぉ〜」みたいな業界ノリで。
で、制作は辻褄とか整合性は無視してかっこよさ重視。
そしたら、こんなん出来ましたけど? って感じ。


戦争モノとか青春モノの感動を期待して見に行くと肩すかしを食らうと思います。
この映画の見所はとにかく徹底したカッコイイ絵。場面。
だから『ローレライ』は『しょうりんさっかー』とか『はっするかんふー』と同じカテゴリーの映画だと思います。
カッコイイ絵面にビックリし、そんなこと「ありえねー!!」とツッコミを入れる、そんな映画。


で、買った本とか。


ヒロイン・春菜来華がセイバーに見えて仕方ないのですが(笑)。
Fate』ファンにすごくおすすめ。