ベルトの価値。

今週の週刊ゴングはインタビュー記事ばっかりで読むのがしんどかったなぁ。


小島のインタビューは…川田じゃないけれど「だからお前はダメなんだよ」と言いたくなる。小島が突き抜けられないのは「勘違い」だと。
プロレスファンは常人とは違うモノ、異能のモノをみたいわけで、回転寿司よりはやっぱり時価の魚が食べたいんですよ。
高いチケット代を払ってハレの場であるプロレスを見に行って、回転寿司の寿司を出されたらそりゃ怒るでしょう? 高いチケット代を払ってるんだから時価の魚の寿司を食べて、「やっぱり時価の魚は違うなぁ、美味いなぁ」と言わせるのがプロの職人じゃないですかね?
回転寿司という考え方をしてるかぎり小島は一生突き抜けられないだろうなぁ。


橋本インタビューはインタビューというより近況報告。手術をした右肩の生々しい手術跡が痛々しい。
ケガが治れば借金も仕事もどうにでもなるという、どてらい男っぷりはさすが破壊王(笑)。


今回一番面白かったのはGK激場での永田インタビューかな。新日復興のための意見はまさに正論。だけど結論でがっかりさせちゃうのが永田サンってところでしょうか(笑)。
永田が一番やらなきゃいけないのは棚橋や中邑潰しじゃなく、アントニオ猪木との対決。これをやらないと永田の言う新日復興はできないわけですよ。肝心なところでひょいと棚橋・中邑という矛先を向けやすいところに向けちゃったというか。真の新日復興をおこなうためにはアントニオ猪木と対決せずしてどうする? という気がするんですけれどねぇ。


えーっと、三冠とIWGPですか?
ファンに「どうせ〜」と見透かされて言われるようじゃ末期だと思います。なぜ今この時期にそれをやる必要があるのかがまったくわからない。意味がない。ワクワクしない。
というのも今の三冠とIWGPがつり合ってないから。今のIWGPは二束三文の、まったく輝いていないベルト。天山がもっとIWGPに磨きをかけて、「三冠とIWGP、戦ったらどっちが勝つだろう?」と思わせてくれないと。
今こういうことを唐突にやっちゃうのが新日本の迷走の証拠なんですけれどねぇ。