君は何かができる。

昨日、ラジオ『ShipsしNight』でアニメ『キャプテン』のエンディング曲『ありがとう』を聞いたらやっぱり泣けてきたなぁ。
人死にや病気じゃなくても、あきらめずやり遂げたという達成感で人は泣くことが出来る。


ヘタクソだから、格好悪いところ見せたくないから、恥ずかしいから、最初からあきらめて行動を起こさないんじゃなく、ヘタクソだから練習する、格好悪いところ見せたくないから練習する。恥をかかないように練習する。人には文句を言うくせに自分は動かないんじゃなく、人に注文をつけるためにはまず自分が動くっていう谷口の姿勢は見習うところが多いです。


あと谷口を補佐する丸山の態度も見習うところが多いです。


1年生のいがらしにレギュラーを奪われた二年の丸山。チームメイトは皆丸山に同情し、丸山を降ろした谷口に抗議しようとする。しかしそれに対し丸山は「お前ら、谷口さんの気持ちも知らずに何言ってるんだ!! 一番つらいのは谷口さんなんだぞ!?」と一喝し、抗議をやめさせる。
それから丸山は、いがらしとの実力差を認め、影で必死に練習し、青葉学院との決戦で見事にレギュラーをつかむ。
人に抗議や文句を言ってるヒマがあればまず練習するという丸山の態度は立派だなぁと思います。


範を示すことで人を引っ張る谷口、行動力の丸山、理詰めのいがらし、人柄の近藤。それぞれのキャプテンの色が出ていて、ドキドキしながら最後まで一気に読めちゃう、自分のお気に入りのマンガです。
続編『プレイボール』もおすすめです。


キャプテン (1) (集英社文庫―コミック版) プレイボール (2) (集英社文庫―コミック版)