付加価値の時代。

ドン・フライって見れば見るほどマリオに似てるよなぁと思う最近。ゴジラの予告編を見てにやけっぱなし。
しかしドン・フライK-1ファイターって紹介するのは少し無理があるよなぁ。


『nijino World order』の頃に登録していたCGサーチ系から「登録変更してね〜」というメールが来ました。
で、久々にCGサーチ系ページを回ってみたけど……皆さん、CGサーチ系って活用してます? というか見てます?
自分は個人的にサーチ系は「時代に取り残された形態あるいはサービス」だと思ってしまったんですが。


CGサーチ系に登録されてるページはそれこそ膨大な数があります。しかし登録されてる側のページにとっては大勢の中のひとつでしかないんですね。膨大な量の中に埋没してしまっていて見えない、見られないというか。


CGニュース系サイトは更新があったら教えてくれます。見所も教えてくれます。コメントが付くときもあります。これは紹介していただいてる方の人間にとってはすごいメリットです。(いつも感謝しております)
紹介する側も良いページを紹介することで信用度が上がるというか、「この人が紹介するんなら間違いないだろう」というふうになります。紹介する側される側、そして訪問者にとって情報がフィードバックし合ういい関係になるのですね。
しかしCGサーチ系ではそういうフィードバックはないです。


CGニュース系サイトってのは良くできた家電量販店みたいなものだと思うのです。店員がキチンと商品を説明し、お客のニーズを読みとり、お客に最適な商品を販売する。そうすることでメーカーはその量販店に最新で良質な製品を置こうとするし、消費者は「あの店員の言うことは間違いない」とリピーターになる。某大手家電量販店みたいなもんだと思うのですよ。量販店型サイトと言えると思います。


それに対しCGサーチ系サイトってのはお客が自分で倉庫に商品を取りに行く、外資系マーケットみたいなもの。巨大な倉庫に商品が大量に並んでいる。その大量の商品の中から消費者が直接商品を探しだし購入するシステム。倉庫型サイトと言えると思います。
このシステムの場合、買いたいものがわかってれば大丈夫なんだろうけど、買いたいものがあやふやな場合に困ります。
例えば電球。欲しい電球がわからなければ前者の量販店なら店員に聞けば分かると思います。しかし後者の倉庫型の場合、自分で判断せねばならず、一か八かの決断を下さなきゃいけないことになります。(そしてその決断はたいていハズれるのですが(笑))


量販店型の場合、倉庫型に比べてそんなに在庫が豊富なわけじゃないんですね。しかしキチンと商品を調べ、品揃えを工夫することでお客のニーズに対応できるようにしています。その品揃えの仕方がCGニュース系サイトの特色になっていて、見てて楽しいことになってます。
量販店だからブラッとウィンドウショッピングを楽しむことも出来るし、自分が気付かなかった新たな商品を知ることも出来ます。


倉庫型の場合、買いたいモノがわかっていないとモノが買えないデメリットが大きすぎると思います。そして昔と違って個人のページもたいていの検索エンジンにひっかかるから、CGサーチ系に行く前にYAHOOやGoogleで検索しちゃうし。
CGサーチ系の管理人の人が今の状況をどう思ってるのか、ちょっと知りたいなぁ。礎でいいと思ってるのかなぁ。それはそれで立派なポリシーだと尊敬します。


で、ここから個人的な本音の話。


ホームページを家と考えるか店舗と考えるかでアプローチは変わると前に書きましたが、店舗だと考えると倉庫型サイトはちょっと不親切な気がします。
自分は絵を描いてる方の人間、言い換えれば商品を納入する側なのですが、倉庫型サイトより量販店型サイトの方が実際は大切です。
量販店型サイトは良い製品であればキチンと店頭に並べていただいて、説明して、皆さんに届けてくれます。
しかし倉庫型サイトはどんなに良い製品を作ろうが、全部一律に倉庫に入れられて、日の目を見ない可能性もあります。
サーチに登録したけれど訪問者が増えないって経験、皆さんにもあると思います。
実際『nWo』の頃は、ニュース系サイトから人はたくさん来てましたが、サーチ系からはまったく人が来てませんでしたし。


ニュース系サイトがあらわれて情報に付加価値、サービスを付けてお届けしている今、サーチ系はどの方向に行くんだろうなぁと思ったり。