『壁ぎわ税務官』(画:佐藤智一、発行:小学館)


脱税しようとする人間からは厳しく取り立て、未納者・滞納者には税金を納められるようかけめぐる人情税務官のお話。
このマンガ中の「税金を明るく楽しく納めてもらう」とか「税金を納めて貰うことで公共投資でき、それによってまた税金を納めてもらって公共投資する」といった資本を回転させる考え方は共感できるなぁ。
みんなが「自分の税金はこんなふうに役にたってるのだなぁ」と思えば、自発的に明るく楽しく納税できると思うんですけれどもね。
わけのわからないことに税金を使うからみんな税金を払いたくなくなるわけで、そのとばっちりが回収する現場に来てしまうわけですよ。


強制的に取り立てて国民に不平不満を起こさせるよりも、明るく楽しく納めてもらうというふうに方向転換できないものですかねぇ。
そのためには無駄遣いをなくすところから始めないとね。