屋根の上のアンテナ売り
マンガを描いてるとおかしなことやおかしな人が寄ってくるようになります(笑)。
ケータイを頭上に掲げてメールしてる話。
これ実話。
電車に乗ってるとき、向かいの席の女性がケータイを頭上に掲げてるのがおかしくておかしくて。
何かの儀式なのか、それとも送受信になんらかの効果があるのだろうか。
地震でテレビのUHF局が映らなくなった話。
これも実話。
地震で発生するP波のせいでアンテナの向きが変わっちゃったんじゃないかという説あり。
本当のところどうなんだろう?
ちなみに今も映らないままです。
DVD・HDDビデオデッキにダビング失敗した話。
実はこれも実話。
ちょうど霊の話が始まったら止まっちゃったんですよね。DVD-Rを5枚もムダにしちゃった。
ちなみにダビングしようとした番組は『絢爛舞踏祭ザ・マーズ・デイブレイク』の第12話「怪奇!幽霊船漂流地帯」。
翌朝、レートを変えたらダビングできたけど、一体なんだったんだろう?
MAKIの仕業か?
土日で『NARUTO』を最新巻まで読破。
ナルトって面白いねぇ。
やっぱり自分ってこういうジャンプ節のマンガが好きなのかも。
大蛇丸、自雷也、ツナデの三すくみの話とか、伏線がきっちりはられていて面白かった。
今の時代って設定ありきじゃないですか。
設定というか考証、科学的、理論的、実践的考証ってヤツ?
それをやると物語にリアリティはでるかもしれないけれど、スケール感がなくなる。
ウソとかハッタリを効かせた方が逆にリアリティが出る場合もあるし、そのスケール感は計り知れない。
今のマンガやアニメがせせこましく縮こまっていて、まったくスケール感がないのはこの考証主義のせいだと自分は考える。
『NARUTO』に登場する忍術はどれもこれもウソくさい、荒唐無稽であり得ない、使い勝手悪い技ばっかり。
しかしそのおかげで技にもの凄いスケール感があってワクワクする。
『バジリスク』のときにも書いたけれど、この忍術とあの忍術が対決したらどうなるんだろうと考えるとすごく面白い。
写輪眼VS写輪眼とか面白いだろうなぁ。
そこかしこに色々なアイディアが詰め込まれていて本当に飽きない。
それだけ詰め込まれてるにもかかわらず『天上天下』のように主人公不在になったりしない。
(途中ナルトも忘れられそうになったけど(笑))
忍者モノの真髄はウソのつきかたであるという王道を行ってる作品だと思います。
で、コミックスには作者・岸本斉史氏のマンガに関する考え方が書かれていて、こちらもものすごく面白いしタメになります。
それを読むと、なぜ今のマンガやアニメにダメな作品が多いかよくわかりますよ。
自分にとって、もの凄く頷くところが多い話でした。