仙台〜大阪の走り方。

去年から今年にかけて、仙台と大阪を自動車で往復することが数度ありまして。
仙台〜大阪を自動車で走る人向けに自分なりの走り方を書いて残しておこうかと思います。


・仙台〜大阪は北陸道まわりがおすすめ。
仙台から大阪まで走るルートはいくつかあります。
東北道から東名、名神を走るコース。東北道から中央道を走るコース。東北道から磐越道北陸道名神を走るコースなどなど。
なぜ自分が北陸道まわりをおすすめするかというと自動車が少ないから。
東名や中央道を走るコースだとトラックや自家用車が多くて走っているととても疲れます。
さらに東名や中央道はお盆やお正月、連休には渋滞が起こりやすいし、さらにサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)は大混雑して駐車することすら出来ません。
これが北陸道まわりだと渋滞はほぼ起こらないし、サービスエリアには停められなくてもパーキングエリアには停めることが出来ます。


とにかく自動車が少ないので自分のペースで走ることが出来て疲れにくいので北陸道まわりおすすめ。
仙台と大阪を往復する深夜バス、フォレスト号も北陸道まわりです。


磐越道は片側1車線。
北陸道まわりのネックは郡山〜新潟の磐越道
ここが会津若松ICの先から新潟までの約100kmの区間が片側1車線なんですよ。
だから速度が遅い大型トラックの後ろになるとメチャクチャ時間がかかります。
なのでこの磐越道区間をどう走るか、どう過ごすかがこのコースの鍵となります。
音楽を聴くかたならこの区間に自分の一番好きなアーティストのアルバムを聴くとかね。


とはいえ、各インターチェンジPAの手前には追い越し車線が設けられているのでそこで遅いクルマを追い越しするようにすれば、そんなに時間もかからずイライラすることも無いと思います。
あと磐越道はタヌキの飛び出しにご用心。


・給油のタイミング。
仙台〜大阪は約860km(仙台市内〜大阪市内)なので、今の自動車だと500kmぐらいが給油のタイミングになるのかな? (軽自動車は知らない)
高速道路に乗る前にガソリンを満タンにしておけば、仙台→大阪だと小矢部川サービスエリア、大阪→仙台だと米山サービスエリアが給油する場所になると思います。
自動車の燃費が良くてもう少し給油のタイミングを延ばせる人ならこれらの先のサービスエリアでも良いでしょう。


自分の自動車の燃料タンクの容量と高速道路での燃費を確認しておいて、どのあたりで給油することになるか確認しておきましょう。
なぜかというと北陸道のSAやPAにも人気SAや人気PAがあって、そういうところで給油すると長時間待たされるはめになります。
北陸道の人気SA、PAは「黒崎」「有磯海」「尼御前」「賤ヶ岳」かな?


・食事や飲料を用意しておきましょう。
お正月やお盆なんかの帰省ラッシュ時やゴールデンウィークやハッピーマンデーが絡んでの連休のときなどはSAやPAで食事をすることが出来ません。
自分が北陸道をおすすめする理由がこれ。
上記期間では東北道、東名、名神では走行車線にあふれるぐらいSAやPAにクルマが集中するし、これに絡んでの渋滞も発生してます。(SAやPAが近づいたら追い越し車線に入り、走行車線の入場待ちをかわしましょう)
なので余計な時間がかかってイライラするし、食事もフードコートが大混雑で座ることすら出来ません。
北陸道も上記SAやPAは時間帯によってはそういう状態になります。


SAやPAのフードコートは別にフードコート内の座席で食べなきゃいけないわけじゃないので外のベンチに持ち出してもかまわないし、家族連れならキャンプ用のテーブルやベンチを用意していってもいいんじゃないかな?
最悪、お腹を満たすためならそばやうどんを頼み、立って食べるという方法もあります。(今回、あまりに混んでるSAでそうやって食べるはめになりました)


帰省ラッシュ時や連休時にはSAやPAには「停まれない」と考えておいたほうが良いです。
なので車内で片手で食べられるものや飲み物を用意しておくといいと思います。


・SAやPAには停まれない、休めない。
「疲れたら早めの休息を」って道路の脇の看板なんかに書いてありますが、帰省ラッシュや連休のときにはSAやPAもクルマで一杯なので駐車すら出来ません。
磐越道北陸道の「トイレしかないパーキングエリア」ならかろうじて休めますけども。
なのでどうやって疲れずに走るかがポイントとなります。
「疲れない運転方法」は他のページで調べてください。
自分の場合、860kmを走るのに給油以外ではSAやPAにはほとんど停まりません。
食事するために停まることもありますが、食事の時間帯をずらしたり、一般客が停まりそうもないPAで食事をします。


自分は独身なのでいいんですが、家族持ちの人は移動が大変だろうなぁと思います。
家族持ちの人は仙台〜大阪を自動車で走るのはあきらめたほうがいいんじゃないかなぁ。
飛行機や新幹線の運賃を考えると家族連れなら自動車のほうが安いのはわかりますけど。


・覆面パトカーにご用心。
北陸道は直線が多くてスピードが出やすいので覆面パトカーがたくさんいます。
覆面パトカーの見分け方は他のサイトで見ていただくとして、自分なりの見分け方は二つ。
「前方が透けて見えないほど真っ黒なスモークガラスの後部ガラス」「追い抜くときに運転席を覗いてみる」の二つ。
あと、対策としては追い越し車線をいつまでも走っていないこと。
速度制限を守り走行車線を走っていればまったく問題ないのですが、追い越し車線を走っているとついついスピードも出ますし「通行帯違反」にもなります。
北陸道では速度違反とこの通行帯違反を厳しくとられるので、追い越し終わったら走行車線に戻り、制限速度に戻しましょう。


・追い越し車線をダラダラ走らない。
上とも絡むのですが、北陸道は起伏があまりなく直線が多いので、飛ばしてるクルマは本当に飛ばして走ってます。
なので追い越しをかけるときは後方を慎重に確認し、追い越しが終わったら速やかに走行車線に戻りましょう。
飛ばしてるクルマは本当に飛ばして走っているので、追い越しをかけるまえにはいなかったのに、追い越しをかけ始めると後方にクルマが一瞬で来てたりします。
なので追い越しをかけるときに飛ばしてるクルマがいれば先に行かせてしまうのが良いと思います。


サンデードライバーや高齢者はあまり後方を確認しないのかいつまでも追い越し車線を走ったりしてますが、北陸道では危ないので絶対にやめておいたほうがいいです。
もちろん、悪いのは飛ばしてるクルマなんですが、飛ばしてるだけに事故に遭うと大事故に繋がるので巻き込まれないよう自衛のために。


と、いろいろと書いてきましたが、仙台〜大阪を自動車で走るのならば北陸道経由をおすすめします。
中央道経由で帰ったことはありませんが、東名経由は本当に混むし疲れるし休めないし。
東名経由は三連休とかでもSAやPAに停められないもんなぁ。
テレビでは高速道路グルメとかでSAやPAを紹介してるけど、今や駐車することも出来なくなってるし。
走行車線にまではみ出して行列を作ってるのは本当に危ないので改善して欲しいです。


北陸道だと人気のSAやPAは東名みたいに駐車することは出来ないけど、トイレしかないようなPAなら駐車して休憩できるのでまだマシかなぁ。
今回10月に大阪に帰って、とうぶん大阪まで帰る必要がなくなったので自分の備忘録がわりに書いておきます。


あ、そうそう、備忘録として書いてるので自分宛に。
三連休のSAやPAでは絶対に駐車出来ないから覚悟して走るようにな。
国見SAで立ちながら天ぷらそばを食べたことを忘れないように。